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ばね指
今日、新患者さんで、ばね指の方がいらっしゃいました。
ばね指というのは、指の関節に出来たしこりのようなものが引っ掛かり、手を開くときにカクンと一度引っ掛かってから開く様子が、バネのように見えるところから、ばね指と呼ばれています。
別名『弾発指』広義の意味では『腱鞘炎』とも呼ばれます。
この症状は、結構やっかいで、なかなか治りません。
今日の患者さんも、はじめ整形外科に行かれたそうなんですが、症状が初期だったこともあり温めて、湿布をもらう程度だったそうです。
整形外科だと、症状が進行し手術しかないというところまでいかないと、なかなか動いてくれません。
以前、当院にばね指で通院してくれていた方も、その前に整形外科へ三年ほど通い、手術しかないというところまで行き、手術はしたくないということで、当院へ替わってみえました。
その方は、かなりひどかったので、指をまともに曲げ伸ばしできるようになるまでに、一年以上かかりました。
もっと早く来てくだされば、そこまではかからなかったでしょうが、患者さんには知る由もありませんので、仕方がありません。
という様に、はやく適切な処置をしていれば、なんてことない症状でも、整形外科を経由したりしていると、手に負えないところまで行ってしまうことも多々ありますので、お気を付けください。
難しいと言われる病気でも、はじまりは大したことないものがほとんどです。
初期治療を間違えないようにすることが、一番大切です。